「私は初めであり、終わりである」 09.11.22
ヨハネ黙示録22章12〜14節
 
イエス様こそ『神である主。全能者』であると印象付けるために、
神様は「わたしはアルファ(Α)であり、オメガ(Ω)である」と言われました。
この言葉は黙示録に3回も使われている重要な御言葉です。世の中には、
沢山の『初めと終わり』が在ります。そこで、三つのお話をします。正面の
ステンドグラスは三段になっています。一番上が神様の世界。二段目が
人間の世界。三段目はキリストのシンボルです。
 一段目は、神様は何も無い所から全ての物を初める事が出来るお方を
表しています。雲の中から三本の指が下を指差し出されているのは、
三位一体の神が『世界を創造された。』シンボルです。折り曲げた二本の
指の一つは『イエス・キリストが真の人間である標し、二本目はイエス様が
真の神である標しです。この世界は私達への深い配慮の基に創造され、
守られているのです。
 第二段目は、神様の全能の力と愛の配慮の話です。向かって右に「豊かに
実ったブドウの房」の絵は幸福一杯のシンボルです。『幸福』とは何を指して
言うのでしょうか?ブドウの房の枝が十字架に繋がっています。ここに本当の
幸福があります。ノアの箱舟の場合、40日、40夜、洪水の中を漂うのは恐ろ
しいでしょうね。ここで肝心なのは、「箱舟の戸を閉ざしたのが主であったので
す」これは神様がノアを絶えず見守っていて下さっていた証拠です。ノアは神様
に繋がっていたのです。イエス様は「人が私に繋がっており、私もその人に繋が
っていれば、その人は豊かに実を結ぶ。」と言われました。
 第三段目はイエス・キリストのシンボルです。人間は時と共に、ますます悪く
なって行くこの世を滅ぼし、全く新しい世界を御創りになる決心なさいました。
それは主・イエス・キリストの再臨の日です。終わりの日は突如として来るのです。
その日、天は焼け崩れ、自然界の諸要素は燃え尽き、熔け去るのです。パウロ
はテモテに『信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れなさい。
命を得るために、あなたは神から召され、多くの証人の前で立派に信仰を
表明したのです。』と奨めています。
私達も、全ての人に伝道して、永遠の命を求めて励むよう祈りましょう。