「聖霊に満たされた」09.05.31
使徒言行録 2:1〜21
神は、私たちが神の恵みに満たされていることを知って、イキイキと生きることを
願われます。だからこそ、ペンテコステに聖霊を送ってくださいました。
「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて
来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような
舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、
"霊"が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」(1-4節)このようにして、
聖霊が教会に集う者の上に降りました。
聖霊のシンボルにはハト、炎、風などがあります。礼拝堂のステンドグラスにある
横の線は、聖霊の風を表します。中段の船は、教会のシンボルです。教会は聖霊の風を
受けながら存在しています。またその風によって動きます。中段のぶどうの枝は、キリストの
枝とされている私たち信仰者です。信仰生活も聖霊の風を受けなければ成り立ちません。
御霊の結ぶ実をつけることもできません。また、下段にある麦とぶどうは聖餐式のパンと
ぶどう酒です。信仰の喜びを味わう大切な聖餐式も、聖霊の風を受けることで成り立ちます。
聖霊なる神は、私たちの信仰生活のすべてに関わり、包み込んでくださる存在です。
聖霊降臨日は、聖霊を送ってくださった、神の恵みに大いに感謝する日です。
この聖霊によって、人は救いに目が開かれます。聖霊の助けによって、人は福音が分かり、
神の愛を心に受け入れるものに変えられます。それまで、自分で自分の心に蓋をして拒んで
いたとしても、聖霊の風はその蓋を吹き飛ばし、福音を受け入れ、信じる者に変えてくれます。
そして、神のことを知る時に、人は立って生きる者になれます。聖霊の風に身を委ねて歩みを
進めましょう。それに抵抗し、両足を踏ん張りながらの歩みはぎこちないものです。
また、聖霊の風に押し出され、伝道の働きに仕え、用いていただきながら歩みを進めましょう。