「誉を受けるようになるために」 09.09.20
テサロニケU1:3〜12

<兄弟たち、既に眠りについた人たちについては、希望を持たないほかの
人々のように嘆き悲しまないために、ぜひ次のことを知っておいてほしい。
イエスが死んで復活されたと、わたしたちは信じています。神は同じように、
イエスを信じて眠りについた人たちをも、イエスと一緒に導き出してください
ます。>(テサロニケ一4:13-14)
 人の地上の生涯は、永遠ではなく死を迎えます。では、その後はどうなる
のでしょうか。死によって、人は消え去り何も残らないと考える人もあります。
死後しばらくすると、生まれ変わって別の存在になると信じる宗教もあります。
風や星のような存在になると考える人もいます。けれども、聖書は「ぜひ知って
おいて欲しい」と強く語りかけてきます。「死は復活するまでの眠りであり、いつか
キリストがお出でになるときに、神が死の床から復活させてくださる」と。
 その時の様子をこう語ります。<かの日、主が来られるとき、主は御自分の
聖なる者たちの間であがめられ、また、すべて信じる者たちの間でほめたたえ
られるのです。>(10節)私たちは、主をほめたたえずにはいられないほどの
喜びに満ち溢れるのです。また、私たちが主から誉を受けるとも告げられます。
 この手紙が書かれた時代は、クリスチャンが信仰ゆえに迫害されていた時代
です。不安や恐れがあったでしょう。それでも礼拝を守っていました。そのような
クリスチャンにみ言葉が届けられました。最後の最後は闇ではない。復活し、
眠りからさめ、主をほめたたえ、そして主から誉を受ける。このことを知って、
人々の足取りは確かなものとされていきました。
 誉を受けられるような信仰があるか、こころもとない者です。けれども、私たち
も、永眠する方々も<わたしたちの神が、あなたがたを招きにふさわしいもの
としてくださり、また、その御力で、善を求めるあらゆる願いと信仰の働きを成就
させてくださるように。>との祈りに包まれています。